●矯正を終えて
最後の半年は、いつ外れるかとゴール間近と知りつつも
もどかしい日々を過ごしていました。
規則正しく通院していましたが、
結局1年半の見立てが、2年半と約1年も長くなりました。
途中、上親知らずの抜歯によるトラブル期間を抜いても、約2年。
通院中、待合室で少しお話した大人の患者さんたちのなかには、
なかなか1カ月に1回のスケジュール通りに通えず、
予定より大幅に長くなっていると話していた人もいました。
受け口やガムスマイル（歯茎が見えるスマイル）を直したい人は、
外科的な手術も必要のようですし、
歯の動きは個人差があるみたいなので、
予定日数も、仕上がりもマチマチのようです。
私の場合、顎関節症は軽減したものの完全には治らず、
やや受け口気味だった歯並びは、
外科手術をしなくても自然に上歯で収まるようになりました。
上下の中心はきちんと揃いましたが、
すばらしく美しいハリウッド的歯並びと比較すると、
ヤエバの辺りはいわゆる「完璧」ではないです。
人によっては、もっと「完璧」を期待していた人もいると思います。
「完璧中の完璧」を求める人は、歯並び以外にもホワイトニングなど
さらなる極みを探求されるようですが、
私のヤエバの悩みはこれで完全に解消しました！
いまでも人と話すときに、目より口元をみてしまいます。
自然で美しい歯並びを見ると、ほれぼれしますが、
以前のように劣等感を持つことはなくなりました。
私のようなヤエバの歯並びを見ると、
「矯正したらいいよ！」
と、勝手に心の中でアドバイスしています。
矯正している歯をみると
「わかるよわかる！ゴールは来るからがんばれ！」
と、これまた勝手にエールを送ってます。
矯正で、歯磨きや歯のメンテナンスに気を配るようになりました。
歯並びが整った他に、これも改善された習慣です。
結局矯正中も今でも、長らく虫歯はできてません。
矯正前提なのか、最近の若者は、歯並びが綺麗な人が多い気がします。
ミドルエイジは、あまり気にしていない人も多そうですが、
歯は一生使うものですし、もし迷っているのであれば、
とりあえず通う自分をイメージしてみてください。
最初の3～6カ月間は、不慣れなことでストレスもたまりますが、
習慣になってしまえば、1カ月に1回ですし、
2年の日々も終わってしまえば、あっという間。
個人的には、もっと早く着手していれば…と思うくらいで、
思い切って40歳のタイミングで実行して、本当によかったです。
